こちら『カラダの豆知識』コーナーでは、いくつかの症状を例に取りまして、「どうしてそうなってしまうのか」と、「なぜカイロは、それらの症状に有効なのか」などを、なるべく専門用語などの難しい言葉を使わずに分かりやすく解説していこうと思います。なお、あくまでも「分かりやすさ」を優先している都合上、より詳細に説明できる部分も所々端折っていますので、予めご了承くださいませ。
■骨盤矯正のススメ@カラダの豆知識

 ⇒★そもそも「カラダのゆがみ」って何?
 ⇒★ところで、なぜ骨盤はゆがむのか〜その予防策とは?
 ⇒★骨盤を矯正するとダイエット出来るって本当?
 
★そもそも「カラダのゆがみ」って何?

「カラダのゆがみを治しましょう!」の『ゆがみ』という言葉――私たちカイロプラクティック院や他の整体院さんなどでよく目にしますよね。まずは、この『ゆがみ』という状態について具体的にご説明しましょう。

 カイロでは、『ゆがみ』といえば「骨格のゆがみ」を指すことが一般的です。これは、骨と骨との位置(骨格・関節)が本来あるべき――体にとってもっとも負担が少ない場所からズレてしまっている状態のことで、決して骨そのものがゆがんだり変形してしまうことではありません。

 では、骨格がゆがむと、具体的には何が良くないのか? 〜骨盤と背骨を例に取ってみましょう。


 骨盤は、ご覧のように「左の腸骨」「右の腸骨」「仙骨(せんこつ)」という大きく分けて3つの骨から構成されています。そして、腸骨と仙骨を繋ぐ関節のことを「仙腸(せんちょう)関節」と言い、いわゆる『骨盤のゆがみ』とは、この部分でねじれてしまっている状態のことを指します。

 一方、体の柱たる「背骨(脊柱/せきちゅう)」ですが、こちらは首から腰にかけて24個の骨(椎体/ついたい)からなる、良く言えば柔軟な、悪く言えば不安定な構成となっています。

 さて、仙腸関節がねじれると仙骨が傾いてしまうのですが、上図をご覧の通り、実は仙骨って「背骨の土台」なんですね。つまり、骨盤のゆがみとは、『カラダの土台が傾いた状態』とも言えます。
 ――ちょっと想像してみてください。家を建てたその土台が傾いてしまったら、その家はどうなるでしょう? それを体に当てはめて考えてみると、どうでしょうか?

 背骨は、まさに体の大黒柱。腰や背中はもちろんのこと、肩は背骨を支柱にして構成されていますし、一番上には大切な頭が乗っています。

 そして背骨の中には、脳からのあらゆる命令・信号を体の各部位に送るための神経の束である「脊髄」が通っていますから、背骨がゆがむとその信号の伝達を妨げる要因になります。それは神経圧迫による痛みだけでなく、代謝機能の低下による疲れやすい状態、内臓の働きが落ちて食欲不振・太りやすい体質になる等など、実に様々な悪影響を及ぼすのです。

 また、背骨がゆがむと、それを支えている筋肉(脊柱起立筋/せきちゅうきりつきん)のバランスも悪くします。こうなると、――例えば、「左側のコリが強い→それを庇うように右側に傾ぐ姿勢を取る→右足に負担がかかり右膝を痛める」〜というように、一見すると背骨とは関係のない足に影響が出たりもします。

 以上のように、骨盤のゆがみの影響は決して腰周りだけにとどまりません。ですから当院では、「月に一度は骨盤矯正!」を謳って、皆さんに定期的な矯正(お体のメンテナンス)をお勧めしているわけですね。手前みそで恐縮ですが、シッカリと確実に骨格矯正を行うのならカイロプラクティックが一番です!

 なお、そういったことからも、当院では――例えば「気になるのは肩コリだけです」という患者さんであっても、必ずお体全身をチェックして全体的なバランスが良くなるように努めております。そう、当院がご提供するのは、『安易な対症療法ではない、根本的な症状の改善』です。――貴方のその症状、「昔からの体質だから」と諦める前に、ぜひ一度当院へご相談ください。

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 ⇒★骨盤を矯正するとダイエット出来るって本当?

★ところで、なぜ骨盤はゆがむのか〜その予防策とは?

 骨盤がゆがむ要因は様々ありますが、一般的に多いのは、何と言っても「座り方の悪さ(座姿勢)」からくるものです。具体的には、足を組んでしまったり腰を丸めて座る、床に横座りしてしまうなどですね。ですから、見た目以上に姿勢に気をつけることが大事なのですが、その為には、柔らかすぎるソファや身体に合っていない椅子や机は避ける、お仕事などで長時間同じ姿勢を続けないようにするなどの「外的要因」にも気をつけなければいけません。

 特に現代社会では、パソコンの普及で長時間のデスクワークを強いられる場面が多いですよね。例えば、マウスを使うときは左右どちらかに重心が寄っていた方が楽なので、無意識に筋肉のアンバランスな硬直化を引き起こして、その結果、背骨や骨盤がゆがんでしまう〜なんてことが起こるわけです。

 とはいえ、お仕事絡みでは、ご自身の身体に合った机や椅子を用意するのは困難だと思いますので、なるべく小休止を取って、適度にお体を動かすように心がけてください。ほんの数秒ほど背中を後ろに反らして伸びをするだけでもだいぶ違ってきますよ。

 また、運動不足も骨盤がゆがむ要因です。骨盤は、お尻の筋肉(臀筋/でんきん)だけでなく腹筋や背筋によっても支えられていますから、運動不足でこれらの筋肉が衰えれば当然影響されるのです。

 ちなみに、男性と女性の骨盤を比べた場合、女性の骨盤は出産を考慮された広く浅い造りになっていることから、女性の方がゆがみやすいです。特に妊婦さんの出産時には非常にゆがみやすく、よく「出産したら体質が変わった。太りやすくなった」などと言われるのは、このことが大きいです。出産をされた場合には、ぜひとも「産後の骨盤矯正」を受けてくださいね。

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★骨盤を矯正するとダイエット出来るって本当?

 最近よく聞く「骨盤ダイエット」という言葉。実際、当院へのお問い合わせも多く、皆さんの関心の高さが伺えますね。さておき、それでは、骨盤を矯正すると本当に痩せられるのでしょうか?

 結論から言いますと、骨盤矯正自体には明確なダイエット効果はありませんが、結果としてダイエットに繋がることは多いです。要するに、骨盤のゆがみは太る要因(特に下半身太り)になるので、それを改善してあげれば太りやすさの解消に繋がる→場合によっては痩せられる、といったところなのですね。

 骨盤(に限りませんが)がゆがむとバランスの悪さによる筋肉の硬直化が起きます。こうして筋肉の動きが制限されると、使われない部分の筋肉は非常に衰えやすいために筋肉量が減ってきます。さて、脂肪を燃やす(減らす)には、筋肉が必要です。というのも、脂肪はその場で燃えるのではなく筋肉の中で燃やすからで、つまり、筋肉が衰えるということは、脂肪が落ちにくいことに繋がるわけです。

 また、骨盤がゆがんで必要以上に開いてしまうと、内臓が骨盤内に下がってきてしまうことから腸が圧迫されて便秘や生理不順になったり、下がった内臓のせいで――いわゆる「ぽっこり腹」になってしまうなど、見た目にも太る要因を引き起こします。

 以上のことから、骨盤を矯正すれば痩せられるのではなくて、あくまでも「結果としてダイエットに繋がる」と言った方が正しいので、骨盤ダイエットには過度の期待をしないほうが賢明です。